野球肩(リトルリーガーズショルダー)
小学五年生。
投球時に痛みがあるという訴えで来院しました。
日常生活では、全く痛みなしで投球時のみ痛みが出ます。
診させてもらったところ、肩から上腕部に痛みがあり、投球時痛と軸圧痛に痛みを訴えます。
野球肩を疑い「精密検査」をする事となりました。
下の写真が右肩患側
左肩健側です。
一枚目は二枚目と比べと微妙に成長軟骨部分に開きが確認できます。
野球肩になる原因は、投球動作のボールリリース時に肘が下がるのが一番多いです。
肘が下がると、肩の関節の外旋といって腕のしなりが使えなくなり、パフォーマンスも下がる他に肩と肘に大きな負担となってしまいます。
ボールリリース時に肩と肘が一直線になっている事が理想的です。
野球肩は、投球中止を軽いものでも約一カ月。重度なものは二ヶ月から二ヶ月半かかる事があります。
今回の患者様は1ヶ月半で完治!
当院では、野球肩になったら投球動作の他に原因を探し(身体の問題点を見つけ出す)、そこへのリハビリと併用として野球肩患部に骨折超音波治療機器オステオトロンをかけます。
骨が癒合してきたら投球指導へと入ります。
野球肘野球肩は専門的な治療と考えが必要となります。わからない方はご相談ください。