イップス。
イップスとは、スポーツ動作に突如支障をきたし、自分の思い通りの動きができなくなる事をいいます。
野球経験者なら耳にしたことがあるかもしれません。
イップスは、一般的に投球時に心因的な要因で腕が振れなくなって、悪送球やボールを手から離せなくなります。
野球の投球動作に限ったことではなく、ゴルフやボウリングなど様々なスポーツに見られます。
例えば・ボールを投げる前にボールを落としてしまう。ボールリリースの瞬間に腕の振りを止めてしまう。腕をテイクバックからリリース時に腕を縮こませてしまう。
症状の度合いによって様々な症状が出ます。
野球では、ピッチャーが打者に向かって投球動作は出来るがピッチャーゴロでファーストへのスローイングができないなどもよく聞きます。
原因は人によりさまざま。
・監督やコーチに怒られてから萎縮して発症
・肩肘を怪我して、そこをかばっているうちに発症
・プレッシャーがかなりかかった
イップスの治療法は、近い距離からのネットスローを地道に繰り返し、感覚を取り戻していくことや外部からのメンタルケアなど根気よく治していく必要があります。