脳震盪(のうしんとう)
表向きはわからない危険なものです。
更に危険度の高いセカンドインパクト症候群も説明します。
脳震盪は、頭部外傷で起こるものです。
症状は、意識消失、ふらつき、めまいが起こり、スポーツ中に脳震盪が起きたらすぐにプレーを中止しないと非常に危険です。
ボクシングなど格闘技は、KOで倒れた選手は90日間は試合をしてはいけません。
最も危険なのは、脳震盪を起こしてから運動を再開して再び症状が出てしまう「セカンドインパクト症候群」です。
脳震盪を起こして、1度目の症状が治らないまま再び頭に衝撃が加わると起こるもので、脳が損傷して重篤な症状が残る場合があります。
代表格は、「急性脳腫脹」や「急性硬膜下血腫」を起こし最悪、死に至るケースもあります。
脳震盪は、受傷後一度症状が改善しても24時間は脳震盪を起こした人を1人にさせず、誰かが様子を確認しておく必要があります。
プロのスポーツ現場では、頭部外傷に対して危険の認知度は高まり適切な対処をするところが殆どですが、学生スポーツやアマチュアチームなどは、知識がなく無理をさせてしまう事があるかもしれません。
脳震盪を起こしたら、その日は運動を即座に中止し、その後は最低でも1週間は運動を控えるべきだと思います。