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2025.04.10

ジャンパー膝

ジャンパー膝

別名「膝蓋靱帯炎しつがいじんたいえん」といい、サッカー、バスケットボール、陸上競技、バレーボールなど跳躍スポーツに多い疾患です。
ダッシュやジャンプなどストップ動作や着地動作をくり返す事で膝下にある膝蓋靱帯という腱の部分に負担がかかり、炎症が起こします。
膝蓋靭帯は、大腿四頭筋の延長に存在し、元々大腿四頭筋の筋疲労などで柔軟性の低下。伸張力が低下する事で炎症がおきます。
 
この疾患になる原因は大きく3つあります。
 
①太もも前部の「大腿四頭筋」柔軟性の低下(ストレッチなどのケア不足)
スポーツ競技を行い、筋肉が疲労してくると筋肉柔軟性がなくなってきます。つまり、大腿四頭筋全体的が伸びにくくなるのです。
その状態になると膝下の膝蓋靭帯部分に大きな負担となります。
 
②身体の可動域の問題(硬さ)
膝の問題だけでなく足首や股関節の可動域が狭く、運動時に膝ばかりに頼った動きになってしまいます。
この場合、自身のストレッチで改善する場合がありますが、関節の拘縮等かなり可動域が悪い場合は、治療院等でリハビリをしなくてはならない事が多いです。
 
③筋力不足
上記①②が問題なく、痛くなってしまう場合、今の運動量に対して自分の筋力がら追いついていない可能性があります。
そんな時は、その人の身体に必要な筋肉を鍛えること。※当院では筋トレ指導もしています。
もう一つは、今の環境に適応する事です。例えば、中学一年生。
入部したばかりは、部活の運動量についていけずあちこち痛くなる子がいます。
その場合は、治療院等で施術を受けながらできる運動を続けていく事です。
夏又は秋頃には筋肉も出来上がり、入学当初痛みが出ていた場所が出なくなります。
 
ジャンパー膝はしっかりと治ります。でお困りの方お越し下さい。